どっちが好き?
新緑もまぶしさを増し、少し空気がひんやりしてはいますが、いよいよゴールデンウィークに突入!
休養にレジャーに、そして我が家のように自宅のメンテナンスに(レジャーなし…泣)とそれぞれやりたいことをする有意義な時間にしたいものですね。
さて、先日読み聞かせの会のイベントに少し参加させていただく機会がありました。
ボランティアの皆さんが朗読されている所々にピアノで音を入れるという役目をさせていただきました。
そのお役目、音楽的に器用で柔軟性に富み、経験を積んでいる方なら造作もないことかもしれませんが、音楽的に不器用でガンコ、劇伴未経験に等しい私。
…正直、あれこれ心配でした。
結果としてはボランティアメンバーの皆さんにご迷惑をおかけしつつ、お心遣いをいただき何とか2日の日程を終了。
寛大な関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました^_^
読み手の皆さんの様子を見ていると、イベント1つ立ち上げるために大変な準備と努力をされているんだなぁと頭が下がります。
私は臆病者で当然読み手になることはとても難しいので、尚更そう思います。
イベントを終え、その余韻に浸りながら翌日の師匠レッスンのために慌てて練習をしていた夜。
脳裏ではいつのまにか自分の音とまだ真新しいイベントの情景が重なり合っていました。
その時
「ああ、私は完成されたプロよりアマチュアの表現の方が好きなんだなぁ」
と、ふと思いました。
私。
元々クラシック音楽のためにプロの演奏会にいくことやCDを熱心に聴きまくることはあまりしませんし(なんかもう、自分で弾いててお腹いっぱいで音楽的には小食なのかも…うーん)、今まで一番感動したのはなぜか「ピアノを習っていない少年の演奏」→「ショパンコンクールのブーニンのファイナルのコンチェルト」→「随分前のポリーニの熱情ソナタ」とちょっと訳わかんないランキングの持ち主ですから、よく音楽鑑賞をされる方に
「いや、プロの表現はさすがだから」
と言われりゃ、もう太刀打ちできません。プロの演奏をあまり聴かないなんて、ただの勉強不足といえますし( ; ; )
でも当然ながらアマもプロもそれぞれの輝きがあり、どちらの輝きが好きかといえば、私の場合、色んな意味で計算の少ないある意味出たとこ勝負的なアマの表現ということになるようです。
レッスンでもフォームや読譜、体の使い方、音色など基礎についてはしっかりやっている方かもしれませんが、あとは生徒さんと相談しつつ音楽が向かう方に〜ということが多いように思います。
その過程で、計算外ともいえる生徒さんの発する驚くような発想や美しい表現に触れ、それをお互い認識することが一番の幸せなのかもなぁ。
そんなことを考えながらボロっボロのピアノの音と共に、夜は更けていった週末でした。
明日から新教材、「おんぷ早読みカード」(お金がないので手作りだ!)の製作にかかりま〜す…休み明け、楽しみに待っとってくださいね〜オホホホホ〜^_^
0コメント