暑いけど、心の火
暑いっ!暑いって!
あ、立秋すぎましたね…改めまして残暑お見舞い申し上げます〜(T . T)
みなさま元気にお過ごしでしょうか?
そんな中、先月何とか2ヶ月ぶりに師匠のレッスンに行ってきました。
7月中にレッスンしていただきたいショパン全3曲。
何とか譜読みを7月末まで完了してしまいたい〜と目標を設定し、うち僅かな練習時間をやりくりして1日のうち数回の練習を細々続けることで、無理無理に譜読みを続行していました〜。
家族が在宅勤務だので日中2台エアコンを使っている日もある我が家。
これ以上エアコンは使えないな〜…電気代高いしな…と家計やりくりのとほほ状態。
そのため、遮光遮熱のため雨戸を閉め切った蒸し風呂のようなレッスン室(流石に扇風機は使った)で練習をチマチマ無茶を続けていたのがまずかったのか?
(それにしても外国生まれのピアノのハンマーがこのレッスン室の気温によく耐えたよな…)
現在もですが、7月の末は折しもコロナ感染第7波真っ最中。
自宅待機者が増え始めていて、レッスンにも少し影響が出始めていた時期です。
その上、秋の発表会の会場を無事に確保もできたところでもあり、少しずつ様々な雑用が増え始めてもいました。
いろんなことが重なったのか、7月末の師匠レッスンを前に、ワタシすっかり体調を悪くしてしまいました(泣)
そう、バテたわけですね…。
もう、音楽を聴きたくないし、作る気力もない。
最悪なことに師匠レッスン前日にはアタマがぼーっとしてしまい、とても3曲弾く集中力はない〜〜ということで、
「バテて体調悪いですが、よろしくお願いします」
と前日師匠に予防線メールを送信。
レッスン直前の自宅調整でも頭は冴えず、当日どうなるかと思えば。
何とかやれるもんですね…(苦笑)。
しかも意外に高評価だったという…なぜ??
何にせよ、悪体調を何とかコントロールできた心の火の存在に私も確かな幸せを抱えて帰宅しました。
レッスンの帰り、カーステレオから流れるショパンの心地よさ。
解釈の新たな発想すら浮かんできます。
これもまた良き瞬間です。
↑先日図書館で予約していた話題作「老後とピアノ」がやっと借りられました。
著者の稲垣さんはかつて新聞社で論説委員などをされていましたし、メディアへの露出も高い方なので概知の方も多いかと思います。
内容は仕事をリタイアした後で憧れだった大人のピアノを開始、そしてその悲喜交々。
まだ途中までしか読んでいませんが、
「ピアノって弾くというより聴くこと」
などなど、さすが頭脳明晰な方だけあって、長くピアノに関わってきた人間には逆に具体的に言葉にしたことのない感覚を端的に述べてくれています。
とはいえ、細々でも人より長くまともにピアノレッスンを継続している中高生以上でしたら具体的に言葉にできなくとも、
この1冊の内容は既に経験済みのはずです。
(いわゆるあるある状態)
なので、むしろこの著作は保護者の方、もしくは大人のピアノをされている方におすすめです。
8月。夕暮れと吹く風は少し秋色を帯びているように見えます。
音楽はやはり美しくて、人間にとって大切なものです。
ピアノを弾きたいという心の火は、忙しさや暑さや、体調、スランプなどで消えかかってしまうように感じられることあります。
人生にはいくら好きで触れていたくても、他に優先しなけれはいけないもの、優先しなければいけない時期というものが存在しますから。
でも、やっぱり続けていてよかったと思うのです。
目に見えないものこそ大切にといいますが、音楽のある人生は何者にも代え難いと、晩年に差し掛かりつつある私は思うのです。
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